この度、私は第8回メタロミクスに関する国際会議（The 8th International Symposium on Metallomics; ISM-8）の組織委員長に就任し、2022年7月11日～14日、金沢商工会議所会館にて開催を計画いたしております。メタロミクスとは名古屋大学名誉教授の原口紘炁先生が提唱された学術用語で、生命と金属・元素に関わる学問領域を包括しています。原口先生が、第1回目のISMを名古屋で開催して以来、ISMを15年ぶりに日本で開催することになりました。まさに日本で生まれたISMが、今回再び日本に帰ってくることになります。

ISMは、生命金属の計測・分析、基礎生命科学そして創薬や臨床までと幅広く生命と金属・元素に関わるトピックスを国内外の研究者が議論する場となっております。さらに今回のISM-8では、併せて企業のブース展示も行います。また、一部の発表はオンラインで行うハイブリッド形式も想定して準備を行っております。

本国際会議を通して、日本の研究者の当該分野におけるプレゼンスを高めることにより、これまで培ってきた世界の先導的立場を今後も維持したいと考えております。つきましては、本国際会議が円滑に行われますようご支援を賜れますことをお願い申し上げる次第です。

ISM-8 組織委員長
千葉大学大学院 薬学研究院
教授　小椋 康光